小学校最初の3年間で本当に大切なのは「勉強より習慣」
「小学校最初の3年間で本当にさせたい勉強」を読んで、一番印象に残ったのは
“よく遊び、少し学ぶ” という考え方です。
小1~小3は、勉強量よりも「学習習慣」を身につける時期。
「もっとやれ!」ではなく、「もう終わったの?早かったね」と声をかけることで、子どもは自然と“やる気”を育てていくそうです。
読書が子どもの学力を決める!家庭でできる“読書習慣”づくり
この本では「読書の量が学力を決める」と言い切っています。
読書は「物語文」と「説明文」どちらも大切。
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物語文:心を豊かにする
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説明文:知識や思考力を育てる
まずは「漫画でもOK」。
読書=楽しいと感じることが最優先です。
📚おすすめは「シリーズものの本」からスタート
例:かいけつゾロリ、ミルキー杉山の推理ファイル など
親が一緒に読む「読み聞かせ」も、まだまだ大切。
読む力・感情・理解力が育ち、親子のふれあい時間にもなります。
夜に読み聞かせの時間を作っているのですが、新聞の読み聞かせもおすすめ◎
勉強は「漢字の書き取り」と「算数の計算」で十分
低学年の家庭学習は、難しい問題集ではなく 「基礎の習慣づけ」 が目的。
📖おすすめの取り組み
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毎日1ページの漢字練習
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簡単な計算問題を1日数問だけ
ポイントは「短時間・毎日続けること」。
1問でもいいから、“やることを習慣化” するのが大切です。
「できた!」を褒めることで、学ぶことが“楽しい”と感じるようになります。
我が家でも、朝の時間で毎日通信教育、夜の時間で漢字の書き取りを導入しています。
「よく遊ぶ子」ほど将来伸びる
「遊び」は、学びの原点。
たくさんの体験を通して、自分の興味や関心を見つけることが、将来の“好き”や“得意”につながるそうです。
🌳おすすめの遊びや体験
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自然遊び(虫取り・木の実拾い・川遊びなど)
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絵を描く・粘土遊び・実験ごっこ
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家族や友達とキャンプやBBQ
「特別なおもちゃ」よりも、「紙と色鉛筆」「粘土」など、自由に使える素材が◎。
失敗を恐れず、思いきり遊ぶことが大事です。
親の関わり方で“地力”が変わる
本書で印象的だったのが「親の態度」について。
📌大切なポイント
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子どもをとにかく褒める
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他人や兄弟と比較しない
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成績を気にしすぎない
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嘘をつかず、正直に生きる姿を見せる
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日常会話でことわざを使う
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汚い言葉を使わない
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他の家庭や子どもと交流する機会を増やす
親が「楽しそうに学ぶ姿」を見せることで、子どもも自然と“学ぶこと=楽しい”と思えるようになります。
実際に家庭でできることリスト
私自身、この本を読んで実践したいと思ったのは以下のことです👇
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毎日1ページの漢字・計算を習慣を続ける
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図書館で子どもの好きな本を選ばせる(物語文・説明文どちらも)
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読み聞かせを続ける
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遊びの時間を削らず大切にする
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嘘をつかない・正直に話す姿勢を見せる
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ことわざを日常会話で使う
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いろんな人と関わる機会を作る
まとめ|「当たり前」をもう一度思い出させてくれる一冊
この本を読んで感じたのは、
「知っているつもりだったけど、忘れていた“子育ての原点”」を思い出させてくれるということ。
勉強よりも、遊び・読書・褒めること・正直に生きる姿が、子どもの“地力”を育てるんだと再確認できました。
子どもの勉強に悩む親御さんに、ぜひ一度読んでほしい一冊です。
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