最近、子どもの「考える力」や「主体的に学ぶ力」が大切だとよく耳にします。
私自身、小学1年生の息子を育てる中で「どうしたら“自分の頭で考える子”になるのかな?」と感じていました。
そんな時に出会ったのが、ワンダーファイ代表・川島慶さんの本
『自分の頭で考える子に育つ 学ぶ力の伸ばし方』。
シンクシンクやワンダーボックス
を手がけた方の本だけあって、子どもの「学び」を深く見つめ直す内容でした。
今回は、本を読んで感じた大切なポイントと、実際にわが家で取り入れたいことをまとめます。
「学ぶ力」とは何か?

川島さんの言う「学ぶ力」とは、
“人生を切り開き、自分らしく輝く力”。
つまり、勉強の成績だけではなく、
「わくわく」「なぜ?」「やってみたい!」という心の動きから生まれる力です。
この「学ぶ力」は、次の3つの要素で成り立ちます👇
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意欲(やってみたい!という気持ち)
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思考力(自分で考える力)
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知識・スキル(学びの結果として身につくもの)
この3つがぐるぐるとサイクルのように回ることで、子どもはどんどん伸びていきます。
親ができる3つの関わり方

① 「意欲」を引き出す ― わくわくの種を大切に

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子どもはもともと意欲を持って生まれてくる。
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でも「危ないからやめて」「汚れるからやめて」という言葉で、その意欲は“しまい込まれて”しまうことも。
だからこそ親の役目は「やめさせる」ではなく、
「子どものわくわくを引き出す」サポートをすること。
🌷わが家でも、「面白そう!」「できそう!」という言葉を意識して使うようにしています。
「無理」「苦手」「できない」という言葉をできるだけ減らしていきたい。
また、意欲を伸ばすには親自身も楽しむ姿を見せることが大切。
親が何かに夢中になる姿こそ、子どもにとって最高の教材です。
「思考力」を育てる ― 試行錯誤できる環境を

思考力とは、「今ある手持ちでなんとかする力」。
試行錯誤しながら「こうかな?」「あれかな?」と考える力です。
思考力を育てるには👇
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一人で遊べる時間をつくる
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五感を使った外遊びをする
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教材を“遊び”のように取り入れる
特に9歳までは、外遊びがとても重要だと書かれています。
砂遊びや木登り、水遊びなど、自由に考え試す経験が「考える力」を育てます。
家庭でも「シンクシンク」や「ワンダーボックス」など、
遊びながら考える教材を取り入れるのがおすすめです。
「知識・スキル」は“結果”として自然に身につく

知識やスキルは、教え込むものではなく、
「意欲」と「思考力」の結果として自然に身につくもの。
たとえば、算数が苦手な子も、
電車好きなら「10両編成」から数を理解したり、
お料理の計量カップで単位を覚えたりします。
日常の中で“必要になる”場面を増やすことが、何よりの学び。
教え込むよりも「これ、どう思う?」「なんでこうなるんだろう?」と一緒に考える時間を大切に。
読んで感じたこと

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やはり親の関わり方がすべての土台。
子どもの“好き”を見守り、そっと応援する姿勢が大事。 -
「好きで好きでたまらない人に会いに行く」という言葉が印象的でした。
本物の“好き”に触れる体験を、意識して作っていきたい。 -
「あなたならできる」「ママも間違える」などの子供を応援する声かけを意識して使っていきたい。
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そして何より、親がご機嫌でいることが、子どもの意欲に直結する。
これから実践したいこと

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家の中に本の中で出てきた「なんでもやってみようリスト」を貼る
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外遊びの時間を増やす
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子どもの“なぜ?”をすぐに答えず、一緒に考える
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好きなことをして輝いている大人に会いに行く
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家でも「考える遊び」ができる教材を活用する
おうちでできる「考える力」育ての第一歩
「何か始めてみたいけど、どんな教材がいいかわからない」という方には、シンクシンクやワンダーボックス
のような“考える遊び”から始めるのがぴったりです。
遊びの延長で、思考力・意欲・知識のサイクルを自然に回せる教材。
我が家でもまたワンダーボックスを取り入れてみたいと思っています。
まとめ

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「学ぶ力」は 意欲×思考力×知識・スキル の掛け算
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親ができるのは、“教える”より“引き出す”こと
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わくわくドキドキ体験と、試行錯誤の時間を大切に
そして何より、親がご機嫌でいることがいちばんの学び環境!



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